周囲に水田が広がり、南に小阿弥堰が流れる東光寺村。正保2年(1645)の津軽知行高之帳の田舎郡の新田に藤光寺村とあります。
貞享4年検地水帳によりますと八幡社地2畝歩とみえます。
御祭神は誉田別命。
最も古い棟札として文化7年(1810)のものがありますが、伝承として宝暦5年(1755)の大飢饉の時に堂が鳴動し、明治2年(1869)の大凶作の後も社殿が鳴動したと伝えます。
青森県神社庁HPによりますと創建は不詳ですが、古くから東光寺村内に常光寺道という小路があり、その北傍の僅かの場所に祠があったといいます。天文10年(1541)、当村字高田の地の開基で太左衛門という者が移住し、これを深く崇敬。以来、年々移住の者が増加して100年を経て20余りの戸数になったそう。
天正年間(1573-1591)村中一同協議の上、社殿を新築し、初めて産土神と崇め崇敬し今日に至ります。
忠魂碑。
御大典記念碑、庚申塔、力士の碑など。
末社。
これは倉庫かな。
本殿裏からは岩木山が望めます。