銀杏ノ木窪の大銀杏。道中にいくつか案内看板があって迷わず辿り着けました。
銀杏ノ木窪の大銀杏(階上町指定天然記念物)…『この大銀杏は、町内最古の老木といわれ、樹齢約1000年と推定されている。所在地も「銀杏ノ木窪」であり、この地域のシンボル的な存在として、親しまれてきた。枝からは気根(通称ちち)が多く垂れ下がり地面に達して着根している。その気根が乳房に似ているため、近郷の人々からは「垂乳根(たらちね)の大銀杏」と呼び親しまれ、母乳不足の女性が敬ったり、気根にさわったり、撫でたりすれば母乳がよくでるといわれ信仰されていた。また、その昔、当地に住んでいたアイヌが、この大銀杏の根元に黄金を入れた壷を埋めたという伝説も残っている。この木のまわりには、小さな銀杏が育っているが、雷が落ちた際に木の先端が折れ突き刺さって、そのまま根付いた「逆木(さかぎ)の銀杏」として伝えられている。かたわらには、この大銀杏を御神木とする銀杏大明神が鎮座している。祠の裏には「銀杏大明神」と刻まれた石碑が木の根に抱きかかえられるように建っていることからも、この大銀杏が、いかに古くからこの地域の人々に信仰され、大事に守り続けられてきたかがうかがえる。所在:階上町大字道仏字銀杏ノ木。幹囲:約13.3m(全国六位との評価がある)。樹高:約30m。推定樹齢:約1000年。被覆面積:約1500㎡。所有者:上澤弥志郎。平成19年10月階上町教育委員会』
鳥居があります。
小さな鳥居も。
この鳥居は銀杏と比較して小さく見えるのではなく、普通に小さい鳥居です。
鳥居は小さくても銀杏は本当に大きいです。
気根。
注連縄。
「銀杏大明神」と刻まれた石碑の前に祠(銀杏大明神)があります。
祠の横には、真横に伸びる幹。
昔の写真と見比べてたところ、どうやら倒れたっぽい。
倒れてもなお成長を続けているようです。
近くにあった赤松。
ところでなぜ私が紹介する銀杏はいつも紅葉する前なのか…寒さと匂いが苦手だからです。特に寒さ。紅葉より新緑推しです。でもこのような銀杏は、膨張色に紅葉した方がより大きく見えていいかもね。