通称羽田不動尊。真言宗智山派。喜修山了仲寺。
開創年代は不詳。
宝徳2年に正蔵院住職重仙、文禄4年(1595)に蔵院住職乗信が本尊不動明王像を修復したと伝え、開創年代はそれ以前であると考えられ、宝徳2年を中興開山としています。
慶安3年に境内が多摩川洪水の被害を受け、元禄8年に織田越前守の検地により2段1畝8歩を境内地として与えられました。大正11年5月20日羽田仲塗師観蔵院を合併。
御本尊は木造不動明王立像(非公開)。
案内板より…『桧材寄木造、古色、玉眼。像高65.2cm。当寺の本尊である。江戸時代の地誌「新編武蔵風土記稿には、宝徳2年(1450)住職重仙の時と文禄4年(1595)乗信の時に修復されたと記されている。造像された年や作者等は不詳であるが、その様式から、15世紀中頃の製作と考えられ、区内に伝存する仏像の中でも古いものの一つと推定される。昭和50年3月19日指定。』
玉川88ヶ所霊場79番、東海三十三観音霊場26番、武相不動尊霊場25番。
正藏院の作庭をした庭師は中央造園の後藤由松。