東津軽郡外ヶ浜町蟹田小国谷田の稲荷神社。松寿寺の裏手、線路沿いに鎮座しています。
社号標。
社号標の裏には昭和7年10月の紀年銘などがありました。
木々に囲まれていますが境内は綺麗ですね。
小国村は上小国・中小国・下小国の3か村に分かれています。貞享4年検地水帳によりますと、稲荷社地1反余、観音堂地6畝余、稲荷社地7畝余が見えます。安政2年神社書上帳によりますと、上小国には稲荷宮(末社山神宮)、中小国に賀茂明神宮(末社山神宮)と惣染堂、下小国に住吉宮(末社山神宮)と桂淵権現があります。後に上小国の稲荷宮は小国神社となり、明治初年には一時期、中小国の賀茂神社と下小国の住吉神社を合祀しています。享保17年9月・明和8年・天保5年8月に再建の記録あり。
小國は当地名であり、静岡県の小國神社(主祭神大己貴命)を勧請したものではありません。
上記のように元は稲荷神社であり、かつては小国地域一帯に鎮座していた諸神社を合祀していたことから小国神社称されています。
社殿。
蟇股と木鼻。立派です。
社殿内の神額には「稲荷大明神」とあります。御祭神は保食神。例祭日は10月10日。
石灯篭一対(元治元年)。
狛犬一対(昭和16年)。
社殿裏手。
裏手に道がありました。行ってません。
猿田彦大神。
末社。
大変立派な龍が祀られていました。
馬頭観音へ向かいます。
馬頭観音の祠。
祠内の馬。
ピッカピカに輝く馬頭観世音。
境内からの風景。
境内から墓所に繋がっています。松寿寺のお墓でしょう。
1基だけ離れた場所にあった墓。
陸軍歩兵の墓のようです。
昭和4年6月1日建立。