東京都中央区銀座3丁目。
松屋銀座屋上。
銀座八丁神社めぐりの一社。
高野山龍光院よりお迎えした龍光不動明王を奉ります。家内安全・商売繁盛に御利益があるといわれており、また、「龍光」は「流行」に通じることからファッション関係にも御利益があるといわれています。
昭和39年の本店大増築の際にお客様の安全をお守りするという意味で、1階フロアの天井四隅に「四天王の梵字」を奉りました。元々のプランでは各入口に四天王の像を設置しようとしていたそうです。持国天、広目天、増長天、多聞天を示す梵字が東西南北を守りますが、東を守る持国天の梵字は警備本部裏のストック場内に設置されているため、一般のお客様は見ることができないようです。ちなみに梵字を揮毫したのは、浅草寺27世清水谷孝尚貫主。平成13年のリニューアル工事の際には屋上龍光不動尊の直下に当たる部分の天上に帝釈天を表す梵字が加えられました。
案内板(龍光不動尊縁起)より…『ここに奉安されております龍光不動明王ご尊像は、鎌倉時代の名匠の作で、高野山龍光院に於いて、霊験現われましてから七百幾星霜を経ており、昭和4年5月松屋に念持仏としてお迎えし、屋上の宝殿に安置申し上げ、龍光不動尊としてあがめ奉り松屋の鎮護とされております。毎年正月、5月ならびに9月の28日には例祭をとりおこなっております。 参拝される方には、禍を転じて福となし、願望もかなえられ、家内安全、商売繁盛といわれております。昭和63年戊辰1月28日松屋銀座』
龍光不動尊縁起碑(昭和6年辛未4月29日)。
社殿は平安神宮・神田明神などの設計を行った青池安太郎作。
手水石。
青銅燈籠一対(昭和4年4月30日・松榮會)。
石灯籠。
狛犬一対(創業100年記念・昭和44年11月吉日・松蔭會有志)。