御祭神は倉稲魂命。
すぐ近くの石名坂稲荷神社がかつての石名坂館内に勧請されたことは、地形ばかりではなくその由緒からも明らかですが、こちらの稲荷神社もまた個性的な地形ですね。
ちなみに豊岡稲荷付近の鎧堤から沢に沿って山手に入っていく路は南部方面に通ずる旧路。
まるでお堀のような地形。
残雪でわかりにくいですけど。
一度下ってから上る感じが面白いです。
なかなかの勾配。
古来より稲荷宮と称え小堂があったといいます。
天正年中(1573-1592)に戦いのために村中並びに堂宇破損し、果ては焼失したそう。
その後70年あまり再建されずにいましたが、ようやく寛文3年(1663)4月、稲荷宮を再建し産土神として祀りました。
※南津軽郡是によりますと正徳6年(1716)勧請。宝暦9年(1759)の黒石神社書上帳には豊岡村稲荷宮とあります。
また、この西に古来より高さ五尺余り、直径二間余りの石森があり、この上にも小堂を建立して産土神同様に崇め祀ったと伝えます。
本殿。
本殿前の狛犬。
摂社。
神社新築記念碑。
大鳥居建設碑。
長坂や石名坂などの地名に相応しいくらい坂道が多い地区です。
坂道が多いがためにつけられた地名ではないのですが。
坂道を楽しみます♪