真言宗智山派成田山新勝寺の東京別院。関東三十六不動第20番霊場。
江戸時代に歌舞伎役者市川團十郎が不動明王が登場する芝居を打ったこと等により、成田山の不動明王を拝観したいという気運が江戸で高まります。
これを受け、元禄16年(1703)、成田不動の出開帳が富岡八幡宮の別当永代寺で開かれたのが深川不動堂の始まり。
永代寺は神仏分離により廃寺となりますが、不動尊信仰を止むことなく、明治11年(1878)現在地に成田不動の分霊を祀り深川不動堂として存続。
明治14年(1881)成田山新勝寺の飛地境内地の不動堂として本堂建立。
旧本堂は東京大空襲で焼失後、千葉県本埜村(現印西市)の龍腹寺の地蔵堂(文久3年(1863)建立)を昭和26年(1951)に移築したもの。旧本堂内には日本最大級の不動明王坐像「おねがい不動尊」を祀っています。
本堂は開創310年を期に平成23年(2011年)完成。
外壁の梵字(不動明王御真言)が圧巻。
お札場。
祈祷殿と内仏殿(四国八十八ヶ所巡拝所や宝蔵大日堂などがあります)。
真裏にはすぐ首都高があるんですね。
手水舎と深川龍神。
成田山開運出世稲荷。
枳尼天尊。
成田山新勝寺境内の成田山開運出世稲荷の分霊を勧請。
稲荷社の後ろにひっそりとお百度不動尊。
勝軍地蔵尊。
出征兵士の武運長久を祈願し地金商工藤保治氏建立。