青春18きっぷの宣伝ポスター(2002年春期)に登場して、その薄暮を写した景観の美しさから全国的に有名になった無人駅です。また、「男はつらいよ」等のロケ地としても有名です。
開業は昭和9(1934)年で、現在の駅舎は昭和26(1951)年に竣工。ちなみに「驫」という字は日本の駅名に使用されている漢字の中で最も画数が多いそうですよ。
1日の乗降客数は8人未満らしいのですが、実際には人気の秘境駅として多くの旅人たちが降り立っている駅です。
駅から少し歩いた所に「菅江真澄の道」標柱がありました。
『寛政10年(1798)7月5日、藩から薬草採集を命じられた真澄は(「外ヶ浜奇勝」)、追良瀬の山々を回って、この日驫木に1泊する。』
『この日の夕方、真澄は「女たちの麻苧とりや」乾草を刈って馬に積んで帰る村人、子供たちをみて、次の一首を詠んだ。秣かりかへるわらはのあなかまとゆふとどろきの声ぞ聞きゆる。』