上北郡六戸町犬落瀬字根古橋に鎮座。
神社の正面はかつての参道を忍ばせる真っ直ぐな道が続いています。
御祭神は誉田別尊。根古橋・第一高森・第二高森の産土様です。
高森集落は戦後、国が土地を払い下げて入植者を入れたことにより開けた村で、初代入植者の高橋森之助の名から高森村と称しましたが、それ以前より当八幡宮はこの鎮座していたといいます。
嘉永5年の犬落瀬村絵図によりますと、この一帯を二階平と記しており、里馬の放牧地であったことから、高森八幡宮は八幡様であると同時に蒼前様としての信仰もあったと考えられています。
以前は萱葺屋根の御堂(一間半四方)でしたが、昭和34年1月に新築。社殿入口付近には一間半ほどの礎石跡があり、昔の堂舎の面影を忍ばせてくれます…気付かなかったけど(笑)
社殿内。
内陣内の内御堂は以前の堂舎からそのまま移したもので、中には25cmほどの「八幡大神神位」と墨書きされた木札があります。これは昭和34年に新築した時のもので、十和田市の洞内忠見によって魂入れをしてもらい奉納されました。