十和田市大沢田北野。奥州街道沿い。かつての大沢田村で、天保郷村帳や貞享高辻帳、安政高辻帳等には村名が見えず、仮名付帳に馬洗場村の枝村として記されています。
北野神明宮の由緒は不明。御祭神は天照大御神。恐らく開拓時・開拓後の建立と考えられます。
蟇股・木鼻。
開拓三十年記念碑(青森県知事竹内俊吉書)。
裏面碑文…『昭和20年第2次世界大戦終結後の激動時、貧困の究極を打開せんとして別記我等果敢の同志39名は新天地の礎を此の地に求めんと国営開拓事業に延身入植した。以来新しい村造りの為に艱難辛苦に堪え一致協力和を旨とし人馬一体良く濃厚土と成し部落諸事業諸設備に奔走努力昭和37年遂に開田に成功した。爾来嘗ての荒漠干漢の地は今や櫻花爛漫市の重要地帯と化し国道及び産業道の基幹地として変容したのである。茲に大自然の恵みに伏頭し諸機関の盡大なる支援に恩謝し更に此の機を待たずして眺天せる酒杯の明友を忍び子々孫々永劫に亘り我等30年の懐古を止めんとする。昭和51年8月1日』
北野、下町開田十周年記念碑(昭和46年5月8日・十和田市長中村亨三書)…『原を田にかえし力のとうとさをかみしめつゝの今日の喜び』
北野北星会30周年記念碑(平成15年9月15日建立)。