石橋を渡ります。
参道正面石段には2本の御神木が門のように構えております。
八坂神社は秋田県山本郡藤里町矢坂冷水岱に鎮座。
御祭神は天照皇大御神、豊受姫大神、素盞雄命、大山祇之神、邇々芸命、少那彦那命。
矢坂の産土神社は、八坂大神(素盞雄命)を祀り、数百年を経る古い神社でした。八坂台地内に鎮座。後に申子神社(猿子社、山王宮ともいう)とも呼ばれるようになります。嘉吉3年、八酒村素盞堂脇(矢坂産土神社の旧名)に於て、館の城主額田重親のため、猿子(京都より来た夫婦連れの猿廻しの芸人)が追われて来ましたが、夫は猿と共に殺され、妻は捕えられましたが、隙を伺って城より逃れ、秘蔵の能面を抱いて藤琴川の淵に身を投じて死を遂げたといいます。その後、八坂村に不祥事が多かったので、八坂神社にその霊を合祀し、申子神社とも称して崇敬し、その災厄を免れたという「申子台縁起」が伝えられています。
明治41年4月16日に八坂神社と改称。その後、田の中(俗に荒田)にあった真山神社(荒田神社)・現在の社地にあった神明社(伊勢堂)の両社を八坂神社に合祀。
昭和5年6月15日に神明社跡地の現在地に社殿を造営。本殿、拝殿、玉橋は、河辺郡大正寺村(現秋田市雄和)佐々木某氏の社であったものを譲り受け、運搬再築したもので、彫刻が非常に見事です。
唐破風懸魚、蟇股、木鼻。
向拝扁額(平成元年7月吉日)。
社殿内。
境内。
石灯篭一対(平成元年7月15日)。
狛犬一対(昭和54年7月15日・八坂神社氏子一同建立)。
御神輿庫。
こちらには…
稲荷の石祠。
こちらには…
不明の石がたくさん。
石塔群。
太平山、菅原大神など。金精様のような石も見えます。