御祭神は志波彦大神。
大鳥居。
手水舎。
神門。
延喜式の神名帳に記載されている3132座の中でも224ヶヶ所しかない明神大社と言う最高の崇敬を朝廷より受けていた神社になります。
志波彦大神は国津神(土着神)を志波彦神あるいは志波姫神と呼んだものと考えられていますが詳らかにはなっていません。農耕守護・殖産・国土開発の神としての信仰が伝わり、農耕を生業としていた人々の守護神と考えられています。
元々は宮城郡岩切村(仙台市岩切)の冠川の畔に鎮座されており、延喜式に収められている陸奥国百社の明神大社として、朝廷の尊信殊の外厚いものがありました。
明治4年5月に国幣中社に御治定され、明治7年12月24日に鹽竈神社の別宮本殿に遷祀。更に昭和7年当時の内閣に陳情請願し国費を以て御造営することとなり、昭和9年現在地に工事を起し、明治・大正・昭和三代に亘る神社建設の粋を集めて竣工し、昭和13年9月御遷座。
鹽竈神社とは趣を別にし、本殿・拝殿の何れも朱黒の極彩色漆塗りで、昭和38年塩竃市の文化財に指定。
拝殿は桁行5間、梁間3間。内部は石敷きで、左右と背面には高欄付きの廻縁をもちます。屋根は入母屋造り、栩葺き。
昭和天皇御製碑『さしのぼる 朝日の光 へだてなく 世を照らさむぞ わがねがいなる』。
祓所。
蝋梅(蘭梅)。
芭蕉翁奥の細道碑。
御文庫(旧鐘楼)。
室町時代の建物といわれ、当神社で最も古い建築物。
車祓所。
事務所・参籠室。
貴賓館。
由緒。
境内の風景。
苑池や藤棚などが美しい庭園です。