御祭神は中泉平淵大明神。
北部の畑に古くからある泉を富士明神として祀ったところ、参詣する者が群れをなしたそう。
そのため宝暦5年に藩から埋潰すように命じられています。しかしながら同泉は以後も参詣する者が多く、眼病に効く白淵明神として知られたといいます。
社殿にあった御由緒によりますと、創建は宝暦(1754)もしくは元禄年中(1688-1704)との伝説があり、数百年前から続く行事として毎年旧4月21日の例大祭には近隣の善男善女が農事を休んで大明神を参詣し、祈願成就にさんご米を紙に包んで池に投げ打って祈願したそう。
また、平淵の清水(しずこ)の水は眠病やその他の病気にも効能があるとの言い伝えがあり、一般の参詣者も小瓶に入れて持ち帰るそうです。