石渡にあります羽黒神社です。
由緒等は不明。
貞享4年検地水帳によりますと、石渡村中抱えの観音堂がありますが、これが羽黒神社を指すものかはわかりません。
末社の棟札には昭和37年紀年銘の南無妙法蓮華経南無地蔵菩薩などがあり、現在もなお観音堂であったことを強く匂わせます。
すぐ裏手には「八代羽黒神社」があります。
参道は別であり、石渡羽黒神社と八代羽黒神社の境目がちょうど両町の境となっています。安政2年(1855)の神社書上帳に「藤代組八代村、石渡村の産神羽黒宮」とあり、これは現在の八代羽黒神社ですが、いずれにせよ当時より石渡村の産土神社だったことが伺えます。