太宰も訪れた名勝観瀾山。江戸末期には蟹田台場が設置されていた跡地です(文化8年)。
稲荷神社の鳥居を潜って海沿いの山を登っていきます。
ヘビに注意です。
展望もさることながら、様々な碑が訪れた者を楽しませてくれます。
太宰治文学碑。
『郷土が生んだ作家、太宰治の文学碑は、小説「津軽」に登場する友人Nさんこと、故中村貞次郎氏の尽力により、昭和31年8月6建立された。太宰未亡人の美和子さん、長女園子さん、作家の井伏鱒二、檀一雄、伊馬春部、小山清、北畠八穂ら多数が参列して除幕式が行われた。碑文の「かれは人を喜ばせるのが何よりも好きであった!」は太宰の作品「正義と微笑」から井伏鱒二氏が選び、佐藤春夫氏が筆をとったものである。』
久邇宮邦久殿下お手植の松。
『その昔、この丘陵は舘鼻山、鷲尾山などと呼ばれていたが、大正12年7月26日、久邇宮邦久殿下が、この山に台臨された際、その風光の美しさに「観瀾山」の山名を賜った。その折の記念としてお手植されたのがこの黒松である。』
『のんでのんで のんで男は風になる』北野岸柳
タイ国ハワイ総領事スナオ・ミヤバラ夫妻来町記念植樹。
駐日フィリピン大使カルロス・J・バルデス夫妻来町記念植樹。
『夜があけて鴉だんだん黒くなり』川上三太郎
『旅鴉心を空の色にする』杉野十佐一
『ハンセン病もどらぬ川と積木たち』杉野草兵
忠魂碑。
第1回風のまち川柳大賞『口笛がやがて大きな風となる』高橋真紀
第2回風のまち川柳大賞『寂しくて風もときどき樹をゆする』盛合秋水
第3回風のまち川柳大賞『ふるさとに待たせたままの風がある』原田都子
第4回風のまち川柳大賞『大声のかあちゃんがいる風の町』蔦作太郎
第5回風のまち川柳大賞『茄子の馬風がふわりと来て座る』藤沢三春
第6回風のまち川柳大賞『働いてくれる鉢巻した風だ』西山金悦
展望台。
トイレもあります。
今はトイレマークも色々なものがありますよね。