大鳥大明神を目指す途中に立派な注連縄の鳥居を見つけました。地図には蒼前神社とありました。
社殿には蒼前社と稲荷社の両方の額があります。
南部地方に多い蒼前。津軽地方では馬の守護神として馬頭観世音がほとんですが、南部地方では蒼前神が多いようです。惣前、蒼善、正善、惣善、相染、宗前、などと書く場合もあり、そのいわれについては様々な説があります。
不自然な石の上に積もっていた枯葉を避けたら十和田の文字が見えました。藤原宗善・南祖坊との関連を感じさせます。
蒼前社・稲荷社前の坂を更に上っていきます。五戸町らしく素敵な坂道。
蛇坂と言わんばかりの湾曲です。
途中に清川牧場がありました。
大鳥大明神。
地図には大鳥大明神とありましたが、社殿内を見たらすべて「鳥沼大明神」となっていました。
この場所は倉石石沢鳥沼新田という地になります。鳥沼新田の鳥沼には継母にいじめられた娘が愛する鶏とともに沼に入水して沼の主になったという伝説があります。字高間館に蒼前神社の跡地があり、都よりきた姉妹2人のうち姉の菩提を弔った場所と伝えられます。