由緒等は不明ですが、貞享4年検地水帳によりますと、船水村地内横船に村中抱えの熊野堂地(御祭神:伊弉那岐命・伊弉那美命)があり、また、国誌によりますと、船水村地内筒井の薬師堂(現少彦名神社、御祭神:少彦名命)には明治6年外瀬村の熊野堂が遷座しています。
明治9年に外瀬村が船水村に合併されている経緯が関係しているのでしょうか。船水村地内横船を散策してみましたが熊野堂は見つけることができませんでした。
ちなみに青森県神社庁のHPによりますと船水横船の熊野宮が当神社となっています。現在と位置が違いますが、恐らく船水横船の熊野宮は当熊野宮のことであり、創建は元久2年(1205)。文政2年の神社調上帳によれば、宝暦13年・文政5年・嘉永7年の棟札があり、古来より産土守護神として篤く崇敬されてきた神社です。明治6年4月神社制度の改正により村社に列格し、大正2年8月26日幣帛供進の村社指定。
何とも言えぬ表情の狛犬さん。
お尻も高く突き上げています。
石灯籠と手水舎。
御神木。
庚申塔。