かつての菖蒲川村で、北は鶴田村、東は鶴泊村、南は大姓村に接します。岩木川決壊による被害を受けた地域でもあります。
巨木に囲まれた鎮守の森。
神明宮の建立年月日は不詳で、明和3年(1766)再建。貞享4年検地水帳にも、元禄15年の社堂社地境内内記にも記載がありません。菖蒲川・笹森両村民はもと大性村神明宮の氏子であったため、再建ではなく、明和3年に分霊勧請し創建したと考えられています。
御祭神は天照皇大神。嘉永2年(1849)工藤久左衛門の願いにより11代藩主順承より伊勢御田扇が奉納されています。明治6年に大性村神明宮と小幡村八幡宮を合祀し村社となり、同8年に両社は復社。同40年神饌幣帛料供進指定神社に昇格。
社殿内。
本殿。
個性的な狛犬です。
本殿横の末社には石が祀られています。
末社と庚申塔。
馬頭観音が祀られています。
石碑移築・馬頭観音改装、平成16年4月18日施工とありました。
隣の小さな祠はいずれも空っぽ。
除厄記念碑。
33歳・42歳除厄記念碑。
除厄記念碑(昭和51年度正月元旦建立)。
奈良本辰也著「吉田松陰・東北遊日記」に僅かではありますがモノクロ写真と共に紹介されています。