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Channel: くぐる鳥居は鬼ばかり
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名主の滝公園 (東京都北区岸町)

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江戸時代に王子村の名主畑野孫八が自邸に開いた江戸情趣豊かな庭園。
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嘉永3(1850)年の安藤広重の『絵本江戸土産』に「十条の里男滝女滝あり」があります。
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庭園として整備されたのは明治中頃で、昭和13年からは精養軒が行楽地として大浴場、食堂、プール、ボート池、茶室などを設備して営業。昭和20年に空襲で焼失。昭和35年に再開されているそうです。
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地形をうまく利用した回遊式の庭園と男滝、女滝、独鈷の滝、湧玉の滝の4つの滝が復元されています。
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かつて王子周辺には王子七滝(不動の滝・弁天の滝・権現の滝・稲荷の滝・大工の滝・見晴らしの滝・名主の滝)と呼ばれる滝が存在していましたが、名主の滝が現存する唯一の滝となっています。
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入園無料なのが嬉しいですね。自然と静寂に包まれてまさに都会のオアシス。
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医薬門。
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都内でも数少ない8mの落差を有する男滝。
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王子稲荷参拝の際にゆっくり休むのにもいいですね。
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『名主の滝は、王子村の名主畑野家が、その屋敷内に滝を開き、茶を栽培して、一般の人々が利用できる避暑のための施設としたことにはじまるもので、名称もそれに由来しています。この時期はさだかではありませんが、嘉永3年(1850)の安藤広重による「絵本江戸土産」に描かれた「女滝男滝」が名主の滝にあたると思われますので、それ以前のことと考えられます。明治の中頃、畑野家から貿易商である垣内徳三郎の所有となり、氏は、好んでいた塩原(栃木県)の景に模して、庭石を入れ、楓を植え、渓流をつくり、奥深い谷の趣のある庭園として一般の利用に供しました。昭和7年の文献に、開園期間は4月1日から11月30日まで、新緑と納涼と紅葉を生命としていると記されています。昭和13年、垣内家から株式会社精養軒へ所有が移ってその経営する一般利用の施設になり、プールが新たに設けられました。昭和33年、東京都は、名主の滝を都市計画公園として計画決定し、翌年これを買収、同35年11月から都立公園として公開されるにいたりました。昭和50年4月1日、東京都から北区に移管、北区立の公園となり、同61年10から1年半、大規模な改修がなされました。昭和63年3月東京都北区』
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