胸肩神社 (青森県東津軽郡外ヶ浜町平舘元宇田)
平舘村の一部で享保11年(1726)に分村して独立。石崎村の神社として旧村社春日神社、宇田の胸肩神社、頃々川の稲荷神社があります。かつては弁天宮で、明治の神仏分離にて胸肩神社に改称したのではないでしょうか。勧請年月日は不詳。明治6年に平館村の平館神社に合祀、同8年復社、同9年12月村社。御祭神は厳島姫命で、宗像三女神の一人である市杵島姫です。市杵島姫は本地垂迹において弁才天と同神です。海の神・航海の...
View Article稲荷神社 (東津軽郡今別町大泊字大村元)
御祭神は保食神。創建は不詳。宝暦9年(1759)の神社書上帳によりますと、大泊村稲荷大明神と見えます。安政2年(1855)神社書上帳によりますと、創建不詳の稲荷宮、社地東西6間、南北7間半があります。当時の境内は300坪。明治初年には一時期今別村の八幡宮に合祀されています。現在の社殿は明治14年新築で、木村円吉氏の寄進。天保年間(1830-1844)頃には鋳釜崎南方のろし山に岩木山祠を祀ったことが言...
View Article八幡宮 (弘前市桜庭)
かつての桜庭村で、津軽一統志によりますと、桜庭山陽光院の由緒書に、藤氏支流桜庭良正が南部から入った時、大浦為則より桜庭村を所領として与えられたとありますが、その年時は不明。慶安2年道筋帳によりますと、宮地村か国吉村を経て川原沢金沢へ至る道筋があり、集落はこの目屋街道沿いに発達。貞享4年検地水帳によりますと、村中抱えの八幡社があります。明治初年には一時多賀神社の相殿となっています。明治6年村社。末社。...
View Article八幡宮 (青森市浪岡大字下十川)
国道7号線を走っていて白い鳥居がポツンと建っているのを見たことがありませんか?田んぼに鳥居だけ!?って思わせるあの神社の紹介です。もちろん鳥居だけではなく、田んぼの奥に社殿があります。一の鳥居のすぐ先にある鳥居は百万遍、庚申塔、馬頭観音です。かつての下十川村。羽州街道に沿いで浪岡川と十川に挟まれた場所。文明年間(1469-1487)には下富川と呼ばれ、天正6年(1578)大浦為信の浪岡攻めの記録には...
View Article蓬田城址 ・ 八幡宮 (東津軽郡蓬田村)
蓬田城址。蓬田城史誌…『緑一色鬱蒼とした杉林・樹齢450年の老松が聳え立つ東西に、水壕・空壕が設けられ、奥地に辨財天宮があり、鎮守八幡宮地に本丸があったと言われています。蓬田城は1238年鎌倉時代に築城され、藤崎城主安東氏の一雄潮潟四郎道貞居城であったと言われています。相馬氏は1185年平家が屋島の戦いで滅亡、福岡から流れ流れ安東氏の庇護により、平将門8代目相馬佐伝四郎則政が蓬田城主となり安東氏の配...
View Article神明宮 (田舎館村前田屋敷東中野)
前田屋敷村です。神社前には堰があり、橋を渡って境内へ。小阿弥堰かな。御祭神は天照皇大神。狛犬。一つはスマートですが、一つは中々メタボ(笑)由緒は不明ですが、往昔より村中の信仰厚かったと伝えます。かつては大日堂と称していました。隣村の堂野前は大日堂の門前町。境森の領主前田某は南北朝時代に南朝に属しました。集落の中と北側の2ヶ所に館跡があります。集落の館跡は当神明宮を中心に東と南を要害にとり、西は藤崎堰...
View Article浄土宗 矢倉山 観音寺 ・ 不動尊 (矢倉山三十三観音・笊石・錦木之塚 / 青森市久栗坂)
川上神社から向かうと三叉路があります。中央には交通安全の石碑。左側へ行くと旧奥州街道方面へ下る坂道。三叉路中央にある木は窓木。坂下に僅かに海を望むことができる絶妙な湾曲が素敵な坂道。観音寺は鼻繰崎の付根、久栗坂集落の西、浜田にあります。かつては笊石村と呼ばれた所で、笊を立てたような形の石が由来。菅江真澄の『津軽の奥』に「へびつかという村を経て、ほどなく笊石の浦(根井)の部落に入った。矢倉崎というとこ...
View Article田屋八幡宮 & 根井川 (根井村発祥の地 / 青森市久栗坂)
八幡宮です。『浅虫・久栗坂・野内の民俗』には川上神社の末社として紹介されていました。高架下を通る参道。享保13年に野呂冶五右衛門が根井村の田屋を新田開墾の際に勧請したと伝えますが、貞享4年検地水帳によりますと、八幡社地がみえますので、それ以前の創建とも考えられます。八幡様の管理はゴロスケ(野宮隆家※昔の関所の場所であり、床家のような大きな家があり、ノミヤとかゴロスケと呼ばれるそうです)でずっと行って...
View Article蓮華庵 (板碑 / 五所川原市相内)
相内郵便局前の道路を横断し石段を上った丘陵上にあります。十三山湊迎寺の末庵で浄土宗。本尊は阿弥陀如来。正徳元年(1711)順宗の草創(新撰陸奥国誌)。陸奥古碑集によりますと、蓮華庵の建物は俗称山王坊の地より移転したものと伝えます。境内には禅林寺跡から発見されたという延文年間(1356-1361)の板碑が5基があります。寛政8年(1796)にこの付近を訪れた菅江真澄は『外浜奇勝』の中で「人の屋のしりよ...
View Article稲荷神社 (青森市孫内)
詳細な由緒は不明です。創建は宝暦12年(1762)。祭日は旧6月15日。小高い山の上に鎮座。貞享4年検地水帳によりますと、権現堂地、稲荷社地が見えます。権現堂地は現在の淡島神社です。狛犬一対。紀年銘は昭和35年なので比較的新しいものです。昭和35年で新しいものと表現している自分の感覚が怖いです(笑)狐様はもう少し古くて昭和7年のもの。小さな神社ですが孫内町会でとても大切に守られているのが伝わってくる...
View Article二本木八幡宮 (弘前市一町田石田)
御祭神は誉田別尊。一町田字早稲田にも八幡宮がありますが、それとは異なります。地名の由来は集落の南端に松と杉の老木があったことによります。二本木村の産土神。明治4年に兼平村の天満宮に合祀され、その後深山村の深山宮に合祀。旧地に八満宮の小祠を復元。社殿は白塗りのブロック塀。社殿内。天狗の面がありました。その横には社殿改築記念とあり、紀年銘は昭和43年です。七福神の絵。『この地一帯は往時二本木八幡宮鎮座の...
View Article大石神社 ・ 加茂神社 (青森市浪岡大字長沼)
かつての長沼村。天和4年の村絵図には大釈迦村の枝村として見えますが、貞享年間までには分村して独立。二の鳥居に平行してもう1つ鳥居がありました。2躰の神像が祀られています。その横には池らしきものもありました。大石神社二の鳥居の裏に加茂神社の社号標もありました。庚申塚(明治42年7月16日)。大石神社参道。参道両脇に石灯籠と神厩舎。中には立派な御神馬がおります。暗くてすいません。庚申塚(天保3年7月16...
View Article白山神社 (白山大権現 / 大鰐町虹貝大熊沢)
かつての虹貝村で北流する虹貝川の下流に位置し、北に宿川原村、南に細越新田、その南に蛇石新田の二つの支村があります。山役人が直接森林を管理する番所があったほか、鉱山の開発も盛んな地域で、寛文2年(1662)5月に虹貝金山の経営に着手しています。参道がかなり急です。下から見ると神社はこの辺りに位置します。狛犬一対。さて、登りましょう!参道は距離的には短いのですが、道は狭く勾配もありますので気をつけてくだ...
View Article榊八幡宮 (南津軽郡藤崎町榊)
榊八幡宮です。二の鳥居横に地蔵堂。癒し系の化粧地蔵尊です結構広い境内です。小祠が多いですね。こちらには南無大師遍照金剛とあります。その隣の祠。こちらにも仏像。神仏混淆。更にその横に馬頭観音2基。オシャレな御神馬。2本の木が絡みついている御神木。末社。説明によると境内には、神明宮・観音堂・稲荷宮を含めた5つの御堂、地蔵堂、庚申塔、二十三夜塔、馬頭観音塔、江戸時代末の巡礼供養塔などがあるそうです。一番左...
View Article稲荷神社 (弘前市中畑俵元)
東は目屋川に面し、北は中野村、南は田代村、西は杉ヶ沢村接します。中畑村の稲荷神社。その入口と逆方向にも鳥居がありました。少しだけ行ってみましたが何もありませんでした。この木凄い。天文年間(1532-1555)の津軽郡中名字の鼻和郡内に中畑とあります。また津軽一統志に古城の所在地として中畑が記されており、中畑惣助が同城に居住したとあります。舊軍人帝国軍恩會。記念碑等。今上天皇御即位記念碑。庚申塔。長い...
View Article天照皇大神宮 (平川市岩館下り松)
御祭神は天照皇大神。由緒等は不明です。岩館という地名からして中世の古城があった場所でしょう。すぐ近くの石川城は13の郭の総称と言われ、別名を岩館十三楯ともいいます。もしかしたら現原田の古屋敷館(岩楯曾我氏)のことかも知れません。さて、貞享4年検地水帳によりますと、村抱えの観音堂地2畝余がみえます。下り松の観音堂は寛永年中の勧請と伝え、国誌によりますと、この観音堂は明治初年の神仏分離によって廃され、跡...
View Article仙台城址 (青葉城 / 宮城県仙台市青葉区)
仙台城址へ向かいます。車で上まで行けるのですが大橋・大手門から歩いて上ります。ちなみに全部は回っていません。一部の紹介になります。天然の外濠…広瀬川。地図。子門跡付近にある満州事変軍馬戦没之碑。三の丸付近。五色沼。二の丸石垣。支倉常長像。大手門跡。大手門脇櫓。中門跡。沢門跡。色々な場所で工事中でした。本丸北壁石垣。でかっ。ながっ。たかっ。本丸詰門跡。仙台城鳥瞰図。仙台城の歴史…『仙台城は初め千体城、...
View Article宮城縣護國神社 (宮城県仙台市青葉区)
表参道大鳥居。青葉山の仙台城本丸跡に鎮座する宮城縣護國神社。主祭神は明治維新以降戦歿者の御霊56,091柱。別宮に浦安宮(天照坐皇大御神、豊受媛大神、級長津比古神、級長戸辺神、伊達政宗公、白水稲荷大明神)があります。手水舎。狛犬一対。裏参道大鳥居。狛犬一対。神札授与所。社殿。英霊顕彰館。「あゝ特攻」の碑。航空特別攻撃隊…『航空特別攻撃隊は、帝国陸海軍が大東亜戦争末期の危急存亡のとき、己が生命をかえり...
View Article火産大神 ・ 軻遇突智大神 (中津軽郡西目屋村田代)
地図及び額束では火産大神となっています。神社名というか神様の名。古事記や日本書紀にて表記は様々です。火の神・鍛冶の神。古事記を読んだ方なら誰もが知っている有名な場面…神産みにて伊邪那岐命と伊邪那美命の間に生まれた火の神(火之迦具土神)で、この神を出産した際に伊邪那美は陰部に火傷を負って亡くなってしまい、それに怒った伊邪那岐は十拳剣で火之迦具土神を殺します。その際に殺された火之迦具土神の血や死体からは...
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